医者を信用できないトレーナーのひとり言

気になった事を自分の言葉で発信します。

❮心臓の収縮/心拍出量と血圧❯


自身の疑問を解決する第6弾。
今回は「心臓の収縮」。
私の母親も以前「不整脈」を発症し治療した過去もありますので、非常に興味深いところです。
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〈血液の流れ〉
全身(上·下大静脈)⇒右心房⇒右心室⇒肺動脈⇒肺静脈⇒左心房⇒左心室⇒全身(大動脈)
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静脈から心房に流入した血液は、
心室の拡張による"吸引"と心房の"収縮"によって心室内に流入する。
心室が"収縮"し、血液が動脈内へ勢いよく「拍出」される。
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心室が収縮して血流が生じるが、血流は2つの重要な条件を満たさなければならない。
①流量(血流量)  ②圧力(血圧)
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▪血流量
各局所の血流量は、そこへ行く動脈の収縮状態により細かく調節される。
全体としての血流量は、心室から排出される血液量により決まる。
⑴1回心拍出量 Stroke Volume(SV)
 心室の1回収縮時、動脈内に拍出される血液量
 安静時40~100㎖(約70㎖)。
⑵心拍数 Heart Rate(HR)
 1分間に心室が収縮する回数。
 安静時60~90回/分
⑶心拍出量(毎分) Cardiac Output(CO)
 1分間に心室が拍出される血液量。
 1回心拍出量×心拍数で求められる。
 目安5~7㍑/分
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▪血圧 Blood Pressure(BP)
血管内の血液が示す圧力の事。
動脈血圧·静脈血圧など、場所により異なるが、普通は『血圧=動脈血圧』。
血圧は高すぎても困るが、ある程度以上高くないといけない。
⑴流れに対する抵抗に打ち勝ち、血液を右心房まで還流させるため。
⑵重力に逆らい、心臓より上にある脳へ血液を送るため。
⑶腎臓において血液を濾過し「尿」を作るため。
⑷毛細血管領域における物質交換のため。
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〈計算式と目安数値〉
血圧=心拍出量×総末梢抵抗
___〈分類〉____〈収縮期〉____〈 拡張期〉
▪至適血圧__120未満__かつ__80未満
▪正常血圧__130未満__かつ__85未満
▪正常高血圧__130-139__または__85-89
▪Ⅰ度(軽症)高血圧__140-159__または__90-99
▪Ⅱ度(中等症)高血圧__160-179__または__100-109
▪Ⅲ度(重症)高血圧__180以上__または__110以下
▪収縮期高血圧__140以下__かつ__90未満
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収縮時血圧:心臓から拍出時の血管への圧力
拡張時血圧:心臓へ吸入時の血管への圧力
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指導する立場として、また自身も運動する者として、その日のコンディションや調子、やる気を確認し、閾値や限界値を見定めて『絶対的な安心』と『指導ならではの効果性』を前面に行う。
その為には能力を測るためにも心臓を含めた循環器の能力を知る事はとても大事。
という事で今日は素振りしようかな(笑)
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