医者を信用できないトレーナーのひとり言

気になった事を自分の言葉で発信します。

❮骨折と骨粗鬆症❯

自身の疑問を解決する第7弾。
今回は「骨折と骨粗鬆症」について。
私も小さな頃から複数回骨折しましたし、今でも疼く場所などもあります。
また、顧客の中にも申告される事案が多くあるため、しっかり理解しなければいけません。
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〈骨の役割〉
▪リン酸カルシウムに富んだ結合組織。
▪姿勢保持や骨格筋を介した運動に使用。
▪カルシウムの貯蔵庫の機能。
⇒骨吸収(カルシウムの放出)と骨形成(カルシウムの貯蔵)を活発に繰り返す。
▪緻密骨と海綿骨がある。
⇒海綿骨は造血組織である「骨髄」を伴う。
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《骨折》
骨折とは、骨に外力が加わり、構造的な連続性を失った状態。
⇒動作が満足に出来なくなる。
外力の大きさや方向、その作用時間や作用部位が、骨折の発生を決する因子となる。
年齢や栄養·代謝状態に応じた骨の強度も重要な要因となる。
[骨折の種類]
①外傷性骨折
正常の骨に外力が加わり生じる骨折
疲労骨折
軽度の外力が反復して作用し生じる骨折
③病的骨折
骨内に腫瘍や感染症が存在し、通常では骨折が生じない程度の外力での骨折
④閉鎖骨折(単純骨折)
骨折部が皮膚に覆われている状態
開放骨折(複雑骨折)
皮膚が損傷し骨折部が下界と交通した状態
粉砕骨折
骨折により砕けた骨片が複数ある場合
[治癒の過程]
骨折部には出血や炎症反応が生じ、肉芽(にくげ)組織と未熟な骨組織(仮骨)の形成を経て、治癒に向かう。
修復が不十分な場合、癒合が不十分なため可動性を残し"偽関節"とよばれる事もある。
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骨粗鬆症
骨量(骨密度)の低下や骨質の悪化によって骨が脆くなり、骨折しやすい状態にある事。
骨吸収と骨形成のバランスの崩壊を反映している。
⇒特に高齢女性の発症が多い。
[原因]
"骨の維持"(骨芽細胞)には女性ホルモン(エストロゲン)が大きく関与している。
閉経後の女性はエストロゲン分泌低下により発症しやすい。
また、運動不足による骨への負荷低下や加齢、副腎皮質ステロイド薬などの摂取も原因となる。
[治療]
薬物療法(エストロゲン)
▪骨に一定の負荷をかける適度な運動
▪カルシウム摂取
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高齢者に対する場合、転倒リスクあります。
▪思ったより脚が上がらない。
▪躓きやすい。
▪躓いた場合の反応が遅く受け身取れない。
※スピードの能力は年齢とともに衰えやすい。
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どこかのCMではありませんが、被験者が出来る範囲、頑張れる範囲内で行う必要があります。
下手すると二次障害を生む可能性もあるため、気を付けて指導しましょう。
高齢者への運動指導では、
▪一定負荷(レジスタンス)トレーニング。
▪少し息が上がる程度の心配能力アップトレ。
を実施します。
ただ、水中では骨に対する刺激は皆無。
⇒浮力により、骨への刺激が少ない。
〈水中トレーニングのメリット〉
関節への負担少なく筋肉を鍛える事が出来る。
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指導する際、とにかく被験者の目的に合った運動や説明を心掛けたいですね。
さて、今日も素振りしようっと!
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