医者を信用できないトレーナーのひとり言

気になった事を自分の言葉で発信します。

❮骨格筋の長さにおける張力関係❯

自身の疑問を解決する第5弾。
今回は《筋肉の長さの違いにおける発揮力について》。
▪『筋肉はある一定の長さに伸ばされると筋発揮力は低下する···筋弱化』
·
筋の長さが短い時、筋節(フィラメントの結合部分)ではその中央部で左右からくるアクチンフィラメントが重複している。···図①
⇒この部分では連結橋(アクチンフィラメント同士を繋ぐ、露出したミオシンフィラメント)を形成する事は出来ず、収縮によって発生しる張力(活動張力)も小さい。
この状態から筋を次第に進展していくと、アクチンフィラメントの重複は減り、活動張力は次第に増大していく。···図②
ミオシンフィラメントの中央部分にはミオシン頭部(ブツブツ)が無い為、さらに伸展(伸びる)し、筋節の長さが2.2㎛(ミクロン)で活動張力は最大となる。···図③
⇒その長さは生体内での無負荷時の筋の長さ(これを生体長という)にほぼ等しい。
さらに伸展すると、ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントとの接触が減って連結橋の数が減り、活動張力は減少して最終的には0(ゼロ)になる。···図④⑤
·
筋肉は拮抗(引張り合う)し合う筋肉同士で緊張(収縮)·弱化(弛緩)してバランスを取っています。
特定の場所(部位)ばかり鍛えたりストレッチするのは、結果的に怪我や代謝減退の原因になり得る。
あくまでもバランス。
普段運動している人もしていない人も、この先約1ヶ月強は不要不急の外出自粛で凝り固まりやすくなりそう···。
だからこそ『姿勢』『歩き方』など気を付けてみて下さい。
私もストレッチ等のコンディショニングは引き続き行います。
·
#筋肉 #張力 #長さ #バランス #ミオシンフィラメント #アクチンフィラメント #姿勢 #姿勢改善 #歩き方 #代謝 #代謝促進 #training #トレーニング #トレーニング理論 #筋トレ #ストレッチ #コンディショニング #パーソナルトレーニング #パーソナルトレーナー
f:id:YujiTim:20200408101201j:image